犬の健康診断と健康チェック! 犬の健康を守れるのは飼い主だけです。普段から健康診断を受けてケガや病気から愛犬を守りませんか?

家庭でできる健康チェック

体温・心拍数・呼吸数を計ろう

正常時の体温・心拍数・呼吸数の把握は大事

平常時の体温・心拍数・呼吸数が分かれば、様子の異変に気付きやすくなります。飼い主と一緒にいて気持ちが安定している平常時の数値を把握しておくことも健康管理の一つです。そのためにも、飼い主自身が計り方を身につけて、習慣にすることが大切です。

体温

・平均体温
37.5~39℃前後です。小型犬は低く、大型犬は高めです。

・計り方
座っているふとももの付け根に体温計を差し込むこともありますが、一般的は肛門に体温計を入れて直腸温を計ります。体を撫でてリラックスさせながら、体を押さえてシッポを上に持ち上げてからゆっくりと体温計を3~5cmくらい入れます。体温計に水かワセリンを塗ると、入りやすくなりますよ。太ももの付け根で計ると、0.5~1℃低くなります。耳で測る体温計もあるので、買っておくと便利でしょう。

心拍数

・心拍数
小型犬で1分間に60~120回、大型犬で1分間に60~80回です。

・計り方
足のつけ根の内側にある股動脈に、人差し指・中指・薬指の3本を膝のほうから軽く当てて数えます。座った状態で下胸に手を当てて心音で計る方法もあります。1分間もじっとしていれないようなら、15秒の心拍数を4倍にするといいでしょう。

呼吸数

・呼吸数
小型犬で1分間に20~30回、大型犬で1分間に10~15回です。

・計り方
1分間に胸が上下に動く回数を数えます。数えながら、リズムが定期的かどうかも見てみましょう。夏場は、体温調節のために呼吸が少し速くなります。

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その他のチェック

尿のチェック

気づきにくい尿の変化ですが、普段からチェックしておくことをおすすめします。正常なら、少し黄色く不快感の少ない多少のアンモニア臭があります。1日異常尿が出ない状態になると尿毒症の恐れがあります。

チェックポイント

  • 色が濃いまたは薄い
  • 色が赤かったり、血尿が出た
  • 濁っている、または、透きとおるように光っている
  • においがきつい
  • 量が少ない、または出ない
  • 排尿するとき痛がっている
  • 陰部を舐めている

おかしいなと思ったら

  • 喜んだときに尿を漏らすなら心配ありません
  • 尿がおかしいときは、動物病院へ。

便のチェック

下痢をしていないか見てみます。いつもと同じものを食べているのに下痢をしたら、様子を見ましょう。3日以上の便秘や血便が出たら動物病院での診察してもらいましょう。排泄物は健康のバロメーターです。しっかりとチェックしましょう。

チェックポイント

  • 下痢が続く
  • 色やニオイがいつもと違ったり血が混ざっている
  • 排便回数が多くなった、または便が出ない

おかしいなと思ったら

  • 元気で食欲があって下痢をするなら食事を抜いたり減らして様子をみます
  • 1日以上便通が無ければ動物病院へ。
  • 血が混ざっていたら至急動物病院へ。

嘔吐物のチェック

犬は吐きやすい動物で、食べ過ぎただけで吐きますが、吐いてばかりいるようなら、病気もしくは異物などを飲んだ疑いがあります。血が混ざっているなら、口の中をチェックして異常の有無を確認します。異常が無ければ内臓からの出血が疑われます。

チェックポイント

  • 頻繁に吐く
  • 嘔吐物に異物や血液が混ざっている
  • 吐くのに食欲がない

おかしいなと思ったら

  • 食欲があるなら様子をみましょう。
  • 何度も吐く、食べてすぐ吐く、吐こうとしても吐けない、血が混ざっている場合は動物病院へ。
  • 動物病院へ行く時は、吐いた物をビニール袋に入れて持っていくと原因がつきとめやすくなります。

食欲のチェック

まったく食べずに元気が場合は動物病院へ。よく食べるのに痩せていくようなら、も糖尿病などの病気かもしれません。

チェックポイント

  • 食欲がない(仔犬で半日以上、成犬で1日以上)
  • よく食べるのに痩せてきた

おかしいなと思ったら

  • 元気も食欲もないなら、動物病院へ。
  • 食べるのに痩せてきたら動物病院へ。

呼吸のチェック

呼吸が苦しそうだったり、ゼェゼェと浅くて速い場合や咳・くしゃみを頻繁にするなら、すぐに動物病院を受診しましょう。呼吸器や肺などの病気や心臓病などが原因になっていることもあります。

チェックポイント

  • 咳やくしゃみが頻繁に出る
  • 「ゼェゼェ」「ヒューヒュー」と音を立てて息をしている
  • 呼吸が苦しそうだったり、速くて浅い
  • いびきをかく

おかしいなと思ったら

  • 至急動物病院へ。

体温のチェック

肛門に体温計を刺して体温チェックをします。平均体温は、犬種によって違いますがおおよそ38.5度です。40度オーバーなら迷わず動物病院へ。37度以下なら体が衰弱しているかもしれませんので、温かくして動物病院を受診します。

チェックポイント

  • 熱が高い(40度以上)
  • 熱が低い(37度以下)

おかしいなと思ったら

  • 動物病院へ連れていきましょう。

行動のチェック

いつもと違う様子やしぐさは、異変の前兆。異常や病気かもしれないので、動物病院に相談しましょう。

チェックポイント
  • すごく興奮している
  • ソワソワ、キョロキョロと落ち着かない
  • よろけやすい
  • 震えている
  • 発作とけいれん
  • 動作が鈍い
  • 運動しない

おかしいなと思ったら

  • 脳や精神的な障害かもしれませんので、まずは動物病院に相談しましょう。

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胴部のチェック

首・胸・腹・背のチェック

痛いところやしこりがないか、全体をゆっくりとていねいに触ります。下あご・のど・足のつけ根の内側はリンパ節になっているので、腫れていないかみましょう。お腹が膨れているときは病気かもしれません。ただし、妊娠や便秘のときは膨れていても大丈夫。ろっ骨で肥満チェックもできますよ。浮いて見えると痩せすぎ、触ってみて骨の感触が無いのは太り過ぎです。

チェックポイント

  • リンパ節が腫れている
  • 乳腺にしこりがある(主にメス)
  • 妊娠や便秘じゃないのにお腹が膨らんでいる
  • 触ると痛がる

おかしいなと思ったら

  • とりあえず動物病院で相談しましょう

足のチェック

脚に異常があるときは、いつもと歩き方が違います。骨や筋肉に異常があるかもしれませんし、足の裏に何かが刺さっていることも。爪が伸びていても、変な歩き方になります。

チェックポイント

  • 歩き方が変だ
  • 痛がっている

おかしいなと思ったら

  • 爪をチェックして爪切りをしてあげてください
  • 足の裏に何かが刺さっているかも。ピンセットで取り除いてください
  • 足を引きずるようにしていたら、脱臼の可能性がありますので動物病院へ

被毛・皮膚のチェック

健康な皮膚はピンク色で、毛にはツヤがあります。もし、毛にツヤがなくなったり、かゆがっていたり、換毛期以外に抜け毛がひどいようだと、皮膚の異常やノミ・ダニのせいかもしれません。また、健康なら臭いもあまりありませんし、ベタつきやフケもありません。

チェックポイント

  • たくさんの毛が抜ける
  • 皮膚の色が変わり炎症などがある
  • フケが多いし毛のツヤが悪い
  • ノミやダニがいた
  • 体臭がきつい
  • かゆがって体をかいたり舐めたりする

おかしいなと思ったら

  • ノミ、ダニがいたらシャンプーを。
  • 動物病院に相談してみましょう

お尻のチェック

チェックで見落としやすいのがお尻(肛門)です。便で汚れていたり、炎症していないかチェックします。肛門嚢(のう)に分泌物が溜まるとこすりつけるような動作をするので、分泌物を取り除いてあげましょう。

チェックポイント

  • 便で汚れている
  • 炎症やブツブツがある
  • 肛門のうに分泌物が溜まり、お尻をこすりつけている

おかしいなと思ったら

  • 肛門嚢をお手入れします
  • お湯で濡らしたタオルなどでお尻周りを拭いてあげましょう

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頭部のチェック

普段の健康状態をしっかり把握しておけば、病気の兆候をスピーディに見つけるのに役立ちます。日頃のスキンシップで信頼感を深めながら、ボディチェックしておくことも大切です。

目のチェック

目の周りなどをチェックします。人間も、病気になると目に力がなくなりますね。犬も一緒ですから、目の輝きも見てみましょう。

チェックポイント

  • 涙が多い
  • 目ヤニが多い
  • 目ヤニが白っぽい
  • 目をかいたりこすったりしている
  • 赤く充血している
  • 白目が黄色っぽくなっている
  • 眼球が白く濁っている

おかしいなと思ったら

  • 濡らしたタオルやカーゼで目ヤニ拭き取ったり、目の周りを拭いてあげます。
  • 白目が黄色っぽくなってきたり眼球が白く濁っているときは動物病院へ。

鼻のチェック

健康な犬なら、起きているときは鼻が湿っているはず。もし乾いているなら、具合が悪いのかもしれません。めったに出さないはずの鼻血が出たら要注意。すぐに病院へ行きましょう。

チェックポイント

  • 鼻の先が乾いていたりひび割れている
  • 鼻水が水や膿のようだ
  • 鼻血が出た
  • 鼻が腫れている
  • 鼻詰まり

おかしいなと思ったら

  • 鼻が乾いていたら、様子をみましょう
  • 鼻血が出たら動物病院へ

口のチェック

犬の歯肉や舌は健康ならピンク色ですが、貧血なら白っぽく、口内炎や歯肉炎なら赤く腫れています。歯石が付くと歯周病になることも。口臭がひどい場合は注意が必要です。

チェックポイント

  • 歯肉や舌が白っぽかったり赤くなっている
  • よだれがたくさんでる
  • 出血がある
  • 唇が腫れている
  • 歯石や口臭が気になる

おかしいなと思ったら

  • 指先にガーゼを巻きつけて歯の汚れをとりながら歯肉のマッサージを
  • 子供用歯ブラシを使って、歯磨きをしてあげましょう
  • 血が出ていたり異変が見つかったら動物病院へ

耳のチェック

耳に異常があるときは、行動で分かります。頭を左右に振ったり、後ろ足で耳をかいたりしますので要チェックです。耳アカや耳ダレは、外耳炎や耳ダニのせいかもしれません。熱があるときは、耳先が熱くなります。

チェックポイント

  • 耳アカ(黒・茶)
  • 耳ダレ
  • 嫌なニオイがする
  • 頭を振ったり傾けたり、耳をかいている
  • 耳の周りの毛が薄い

おかしいなと思ったら

  • 耳そうじ用ローションを含ませた脱脂綿やガーゼで汚れをふき取ります
  • 汚れがひどかったりかゆがっているいるときは動物病院へ

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